大岳山に行ってきました。冬の時期なので、花に期待することはほとんどなく、ただそれでもタチツボスミレの葉を見て春を待ち遠しいと思ったりするのですが、わずかながら冬にも花は咲いています。
今回の大岳山の山行では、途中でカンアオイを見つけました。大きな葉っぱに隠れるようにして地面に置かれたように咲いています。
ウマノスズクサ科カンアオイ属。ひと口にカンアオイといっても、カンアオイの仲間は1万年で1キロの速度で生息範囲を拡げるという説もあるようで、地域ごとの独自の進化を遂げ、かなり細分化されていいます。その中で、これはカントウカンアオイ(狭義のカンアオイ)と思われます。亜種でも葉っぱは似ているので、一度覚えるとこの仲間を見つけることは容易になります。
こちらが花を斜めから見たところ。これから春にかけて低山を歩く人は探してみてください。
今回のコースの中でカンアオイを見ることができたのはほんの一部(登山道にして数十メートルくらい?)でしたが、思いがけずカンアオイを発見して嬉しくなりました。