
ビバーク技術の一つでもある雪洞。
雪の中で過ごすってことは、
寒そうだし、狭そうだし、埋まりそうで怖い~
と思いつつも、興味津々。
こたつで雪見大福的な妄想を抱きつつ、
好奇心に負けて体験してきました。
3/5(土)~3/6(日)
この雪洞体験、
カモの会でも毎年企画されていますが、
ここ数年、雪不足や天候不良で連続中止。
今年は、全て条件よく、実施できました。
場所は、谷川岳天神尾根の途中。
ラッセル状態で道が出来たルートを外れ、
リーダーが適地を探します。


そして、リーダーの指示に従い、必死で雪を掘ること、約4時間。
とても広く快適な空間ができあがりました。
入口は狭く、下向きに作るのが、
内部を暖かくするコツ。
なので、外側から見ても、
中の広さは分かりません。

内部は明るく、外からの音はシャットアウト。落ち着いた空間です。
夕食は焼肉。
テントだと嫌がられそうですが、雪洞ならOK。怒られませんでした。
たまに水分をこぼしても、床の雪が吸ってくれるから、問題なしです♪
火やお湯では、温度が雪に吸収されてしまうのか、内部は暖まりませんでしたが、
一晩中0℃程度の安定した室温で、寒さを感じることなく、過ごすことができました。


雪洞から顔を出せば、
夜は満天の星、
日中は雄大な雪山の風景が堪能でき、
なんだか不思議な体験でした。
こんな体験は山岳会ならではですね。
ぜひ機会があれば、体験してみてください。