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なにげに初投稿。
カモ2年目のtoropoloneです。 初めての本チャン、バリエーションルートとして劔岳 八ッ峰、源次郎尾根に 行って来たのでご報告します。 始まりは去年の夏頃、W先輩に来年八ッ峰行こうよ! と声をかけらたことに始まる。 その頃はそこがどんな所かもわからずに、はい!と二つ返事をした記憶がある。 会に入って4ヶ月ほど経ち、沢登に連れて行ってもらったり、なんとなく一般登山道とは違うバリエーションルートなるものがあるらしいということを理解し始めたころだったと思う。 それから、沢登り、フリークライミング等、登攀系の山行が増え、必要性を感じクライミングジムでのトレーニングも増えて行った。 初めてマルチのシステムの練習をしたのは今年に入ってからで、広沢寺や、越沢の岩場に連れて行ってもらい、練習内容もつるべで登ったり、セルフレスキューだったり、より本番に近いものに変わっていった。 それでも、マルチシステムを絡めた岩トレの経験が少なく、頭ではある程度理解していても、なかなか体が動かないといったこともあったりした。練習が足りない。 そんなとき、W先輩から三ッ峠に2人で行ってきなよという助言をいただく。相方のK氏は一度経験ありだったが、わたしにとっては初めての岩場、ある意味本チャンに近い練習ができる!と思い出かけて行ったが、結果は過去のヤマレコの記録の通り散々たるもの。 それでも、たくさんの気づきがあり、自分たちで悩み苦しみながら解決していくことが楽しいと感じるようになっていた。 さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが山行のお話。 新宿から室堂行の毎日あるぺん号を利用。 初日は室堂から熊の岩までの移動、取り付き点をチェック。 次の日に登るⅥ峰Cフェースを真横に見ながら、満天の星空の下しばし宴会、 早々と就寝しました。 ![]() 八ッ峰Ⅵ峰と星空。ここを登ります。 翌日は一番に取り付くため、2:20起床3:30出発。 が、さすがに真っ暗で登るのはってことで明るくなるのを待つ。。。 と、ヘッデンで雪渓を登っていくパーティーがある。 チンネに行くようだ。 今回、他パーティーの話ではチンネとCフェースが多そうだったが、 我々は1番に取り付くことが出来た。 ![]() 1P目、Wさんリード 取り付きがやや悪いが、難しくはない。 ただ、グレードよりも高度感と初めて取り付くルートだということに恐怖感を感じる(多分後者の方が大きいと思う)。 2P目、toropoloneリード Ⅱ級、ルートは簡単、草付を通る。でもやっぱり怖い。 トポ上テラスでピッチを切っていたのでここで引き上げる。 ![]() 3P目、Kさんリード Ⅲ級、ガバホールドのフェース。 このあたりから怖さがなくなってきた。楽しい。 4P目、Wさんリード カンテ沿い。トポを見た感じではここが怖そうと思っていたが、平気だった。Ⅱ級なので簡単。 5P目、Kさんリード これもⅡ級、ただ股が裂けるかと思うほどのナイフリッジ! これは高度感が半端ない。 ![]() 6P目?、toropoloneリード 最終ピッチ少しだけ余ったので、支点を作って肩がらみで引き上げる。 ほぼ歩き。 これでCフェースの頭に到着! ![]() 八ッ峰縦走路 ここから、八ッ峰縦走路を進み、懸垂下降2回経て、八つ峰の頭に達するはずが、直登すべきところを巻いてしまい、チンネ終了のコルに出てしまう。 尾根を進むのは無理そうなので、一旦池ノ谷ガリーに懸垂下降後、登り返して池ノ谷乗越にでる。 ![]() ここから長治郎谷雪渓を下る。 が、雪がぐずぐずでアイゼンが案外効かない。 出だしから滑る。一度滑ると恐怖感が先に出てへっぴり腰になってしまいさらに効かないという悪循環。二人はどんどん降りていく。 くやしい。。。 熊の岩でテントを回収し劔沢まで下り、劔沢テン場まで登り返す。 全荷での登りは結構きつい。 ![]() この日も天気は良好、満天の星空だった。 昨日テンションが上がりすぎで飲みすぎたW先輩はここぞとばかりに星の写真を撮っていた。 翌朝、3:30テン場初、劔沢をくだり、源次郎尾根取り付きに向かう。 ![]() 4:30頃源次郎尾根、左尾根に取り付く。 尾根は劔沢から急勾配で立ち上がっている。 藪をかき分け岩を登り、ぐんぐん高度を上げていく。 尾根を直登!ぶっちゃけめちゃくちゃ楽しい。 ちょっと悪そうにみえても尾根沿いに直登した方が良いケースが多かった。Ⅰ峰まで来ると急激な高度上昇はひと段落する。 ![]() 昨日登った八ッ峰やCフェース、熊の岩が良く見える。 絶景! ![]() Ⅱ峰ピークの手前 一旦降りて、Ⅱ峰の登りが終わると懸垂下降。 頑丈な支点があり、安心感抜群。 さて、Ⅱ峰からの下降が終わるとあとは本峰に向けて登るだけ。 「劔岳 点の記」を読んで以来、いつか行ってみたいと思っていた山でもある。快適な踏み跡を進み、山頂直下のがれた部分を通過すると山頂である。劔初登頂!一般道でないところが気持ち良い。 ここまで源次郎尾根取り付きから4時間45分ほど。 結構いいペースで登ってきた。 一通りみんなで写真を撮り、休憩を済ませたらいざ下山。 蟹の横這いも初体験。 うん。多分山を始めた頃に来たら怖いと感じたんだろうけど今やなんてことない。 しかしさすがドル箱路線、鎖が全部新品だった。 快適な登山道を下り12時過ぎにはテン場についてしまった。 あまりに暇なので、劔沢ボルダー?でボルダリングしたり ビール飲んだりまったり過ごした。 この日は霧が少し出てきたが、天気は問題なし。 本当に気持ちいい。 翌朝は下山のみ、劔御前小舎まで登り休憩。 あまりに早く着きそうなので、荷物をデポして別山北峰まで行ってみた。 ![]() すると朝陽に照らされ陰影の浮き出た立体感のある劔岳の姿がそこにはあった。 今回の山行きで登った八ッ峰、源次郎尾根がはっきり見える。 むちゃくちゃ格好いい!! みんな写真をとりまくる!! 帰りはみくりが池温泉で4日間の汗を流しました。 ![]() 生ビールがうまかったー W先輩4日間本当にありがとうございました。 Kさん劔にまた来よう! 今回の山行の準備期間はほぼ1年を費やしている。 バリエーション登山の経験が全くない状態から、八ッ峰登攀という一つの目標に向かって1年間トレーニングしてきたこと、そしてその目標をクリアできたことは自分にとって大きな自信となった。 自分にとって何より幸運だったのは、良い先輩、同期の仲間に恵まれたこと。 バリエーション登山は一人ではできない。 普通の登山とは違い危険度も一気に上がる。ちょっとしたミスが自分だけでなくザイルでつながったパートナーをも危険に晒す可能性のあるのも事実。 それを認識した上でお互いに納得し、信頼しあえる仲間がいなければ安全を担保できない。 これからもお互い切磋琢磨していける関係になれたらよいと思う。 とはいえ、沢や岩壁登攀ルートなどバリエーション登山は楽しい。 一緒に行く仲間と試行錯誤し難局を突破していく楽しさは一般ルートでの山行では得られないものがある。そしてそこに立たなければ見ることのできない美しい景色もある。 この一年間を通じて、うまくできなくて落ち込んだり、自分には無理なんじゃないかと思うことが多々あった。それでも最後までやり切れたのは八ッ峰に行きたいという目標を設定し、その思いを絶やさなかったからだと思う。そしてそれには仲間の存在が大きかったと思う。 諦めなければ想いはかなう、改めてそう思えた瞬間でした。 やっぱり山っていいですね? 労山で活動している人は、それぞれ仕事や家庭がありその制約の中で日々山をやっている。 だからこそ達成感がより強く感じられるんだと思う。 さあ、次はどこへいこうか?
by kamoblog
| 2015-08-13 07:14
| 山行
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