こんにちは、yoshikitoです。
お久しぶりですが、夏休みとても楽しかったので投稿します。
今年は、yutaさんkaguさんと葛根田川~大深沢を計画していたのですが、東北方面の天候が芳しくなく、代替案である笠谷へ。想像していたよりも厳しく、壮大で、変化に富んだ非常に思い出深い遡行となりました。一緒に行ったメンバーも良かった。
笠谷は、百名山である笠ヶ岳に詰め上げることのできる遡行ルートで、つまり、百名山ハントと北アルプス沢遡行が一度に楽しめるお得コースです。周辺には小倉谷、双六谷と言った有名遡行ルートがありますが、笠谷は記録少なめ。遡行グレード自体は、初級~と思いますが僕たちの技術レベルでは挑戦的、協力して進む感じ、バリエーションの楽しさを味わいながら、今シーズンで鍛えられた力を全て出し尽くしての山行となった会心の一本でした。

まずは、藪漕ぎ含む3.5時間の林道歩きから始まります。

入渓後すぐに一つ目の大滝。ミスト状になっている所で水浴びしたりした後、左岸を巻きあがりました。巻きのルーファイがなかなか難しかったです。

ゴルジュを抜けると、またすぐに大滝。岩小屋があり、裏側からは簾状の滝を通して青空が見え綺麗でした。
左岸のぐずぐずルンゼから巻きました。

せっかくの夏沢なので。意味はないけど、泳ぐ

大滝の巻きが予想よりも難儀で、予定地よりも手前の1480辺りで幕営しました。やっぱり焚き火が素晴らしいです。
夜はそのまま焚き火脇で就寝。

2日目は、アルプスらしい広大な河原歩きからスタート

いくつも中程度の滝を越えて標高を上げて行くと、岩場岩場した感じになってきました。

まさか、あんな滝の方向じゃないようね?って方がルートでした。ここから、ガンガンに岩場を進むことに。

笠ヶ岳は2897m, まだまだ700m近くもあります。

つるべで登ったり、フリーで行って荷上げしたり。バーティカルに登っていきます。振り返った時に見える景色と谷沿いに吹く風が気持ち良い。

高感度あるスラブ帯とザレザレもあり。

やっと南西尾根に詰め上げました。

思いのほか長く、登攀的な二日目でしたが、ヒヤリハットもなく山頂へ到着。今日は笠ヶ岳山荘のテント場に泊まります。

テント場からは、雲海と槍が岳から出る日の出が綺麗でした。

クリヤ谷新道から下山しましたが、道中、登ってきたルートがよく見えて、また感慨深いものでした。いやー楽しかった。
おまけ。4日目は、デート沢で名高い沢上谷で癒されてきました。